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鷺ノ宮伊澄誕生日記念SS。


遅くなりましたが伊澄さん誕生日おめでとうございます!



いやー、何とか間に合いました。



それにしても伊澄さんは古代の文字とかも読めて重要キャラのようです。



さて、誕生日記念SSです。



題名は【妖怪退治。伊澄さん伝説来たる】



コメディです。無茶苦茶久しぶりです。



最近全部がコメディと言うのは書いていませんでした。



会話文が多いので読みやすい・・・かもしれません。



内容としては妖怪(怨霊)退治をするお話です。



それでは、続きからどうぞ!







【妖怪退治。伊澄さん伝説来たる】



むかしむかし、鷺ノ宮家に伊澄君という少女が住んでおりました。



それはそれは着物が似合うとても可愛い少女で、その可愛らしさはレンタルビデオ屋店主も想いを寄せるほどです。



しかし、たまに相手の心を抉りとるような発言をするのがたまに傷でした。



鷺ノ宮家は代々妖怪退治・除霊を生業としていて、不思議な力【はんどそーぷ】が宿っていました。



もちろん、それは伊澄君も例外ではありません。



例外では無いどころか、13歳にして歴代最強、1000年に1人の逸材との噂が高いのです。



伊澄君は心優しい少女でしたから、その【はんどそーぷ】を使って日夜妖怪退治に励んでいたのでした。



そんなある日の事。



鷺ノ宮家に一本の電話がかかってきました。



その電話によると、あの妖怪の根城と名高い白皇学院旧校舎に妖怪が出て間違って旧校舎に迷い込んだ生徒を困らしている、との事です。



白皇学院旧校舎はアレキサンマルコ教会ついでに執事虎の穴に次ぐ妖怪の根城ですから、妖怪の悪質さは天下一品です。



しかも、旧校舎は駆除から90日間の無料アフターサービスの対象内である事に加え電話を受けて24時間以内に再除霊する充実のサービスを目指しているのですぐにでも出発しなければなりません。



伊澄君は困っている人を助けるべく、妖怪退治に向かう事にしたのでした。



「初穂お母様、銀華大おばあ様、行って参ります」



「あらあら伊澄ちゃん、頑張ってね」



妖怪退治に向かう伊澄君を大おばあ様とお母様が見送りに出てきました。



お母様は巾着袋を一つ、取り出すと伊澄君に渡します。



「お母様、これは?」



「ん~?……何だったかしら?」



「お母様?」



「ごめんごめん、きび団子よ」



「きび団子、ですか?」



「うん。妖怪退治と言えばきび団子でしょ?」



伊澄君は、何か違う気がして首を傾げましたが折角お母様が作ってくれたのだから、と思い有り難く受け取りました。



「お土産宜しくの!伊澄!」



大おばあ様も元気に伊澄君を送り出します。



「では、行って参ります」



伊澄君は二人の声を背中に受け、妖怪退治に出発したのでした。



もう時間は夜の10時。



空には幾つか星が瞬いています。



そんな空の下、暫く歩いておりますと、はたと伊澄君が立ち止まりました。



そして、辺りを見回し始めます。



「神父さん、こそこそしていないで出てきたらどうですか?」



「さすが伊澄君。バレてしまったか」



伊澄君の声に姿を表したのはアレキサンマルコ教会神父、リィン・レジオスターでした。



彼は正に神の使いにふさわしい紳士オブ紳士。



世のメイドさん達も彼にメロメロです。



「神父さん、どうしてココに?屋敷でアニメを観ていたんじゃなかったんですか?」



「いや、きび団子美味しそうだったんでつい」



「何がついですか、何が」



「それで、旧校舎に妖怪退治に行くんだろう?手伝ってあげよう。その代わり、きび団子を一個私にくれないか?」



「……分かりました。今回だけですからね」



伊澄君はそう言って、きび団子を一つ神父に渡しました。



パーティーはこれで2人です。何て頼もしい人が加わったのでしょうか?



「ところで神父さん」



伊澄君は静かに言いました。



「ここは、どこでしょう?」



「さぁ?」



「………………」



一陣の風が伊澄君と神父の間を通りました。



辺りは暗く、木々がざわざわと鳴り二人を囲んでいます。



本当に、どこでしょうか?



伊澄君は真っ直ぐ旧校舎に向かって歩いていたはずです。



なのに、なぜ森っぽい所にいるのでしょうか?



答えは簡単、迷子です。



自分がどこから来たのか、どっちに向かっていたのかすらさっぱりです。



「こんな時は……」



伊澄君はそう呟いて、懐からあるモノを取り出しました。



「ふむ。携帯か」



そう。科学の結晶、携帯です。



これがあればココがどこでどうすれば良いか等が分かる優れモノです。



それを取り出すと伊澄君はあちこち見始めました。



上、下、横。また上。



それを30回ぐらい繰り返した頃でしょうか?



また、伊澄君は呟きました。



「このケータイは壊れている」



「あの、壊れてないですよ?伊澄さん」



「あ……ハヤテ様」



声のした方を見ると、三千院家の少年借金執事、綾崎ハヤテが立っていました。



それにしても、何て不幸そうで貧弱な顔をしているのでしょうか?



そのうち酷い死に方をするタイプです。間違えなく。



「ところで、伊澄さんは何故ココに?」



「ハヤテ様こそ……」



「え?庭の手入れですけど」



「………………」



「………………」



「なぜ、私がここに来たかと言うと、白皇の旧校舎の除霊を頼まれたからなんです」



伊住君は盛大に誤魔化しました。



「なので、無事夜の旧校舎に辿り着けるか不安だったのでハヤテ様について来てもらおうかと」



「はぁ……でも、それって家から車で送ってもらうわけには行かなかったんですか?」



「……!!」



「………………」



「逆転の発想……!」



「どこも逆転してませんよ?と言うか、前にも言いましたよ?」



「そ、それでは失礼しました……」



「あ、待ってください」



そのまま立ち去ろうとした伊澄君を少年が呼び止めました。



「はい?」



「お嬢様のお友達を危険な目に合わせるわけにも行かないので、一緒に行きますよ」



「私もいるのだが……」



「……ありがとうございます、ハヤテ様」



伊澄君はそう言うと、神父とオマケ1人を連れて白皇学院に向かいました。



……先頭を歩くのはオマケ1人ですが。



白皇学園に着くと、少年が口を開きました。



「いや~、やっぱり夜の校舎って怖いですよね~」



「そうか?」



「いや、あなたは幽霊じゃないですか」



「何を。私だって怖いものはある!」



「え~っと、一応聞きますが何ですか?」



「熱いお茶だな」



キラン、と輝かしい笑顔で決める神父。



「行きましょう、伊澄さん。こんな奴相手するだけ無駄です」



「そうですね」



「うぉい!私は神の使いだぞ!無視するなー!」



「……何をしているの?ハヤテ君?」



声のした方を見ると、白皇学院生徒会長桂ヒナギクが立っていました。



才色兼備、文武両道。彼女の右に出るものは白皇の歴史の中でもあのメイドさんと理事長しかいないでしょう。



「うわぁ!ヒナギクさん!どうしてココに!?」



「どうしてって……生徒会の仕事が長引いちゃったのよ」



「それは大変ですね。今度お手伝いしますよ」



「うぇ!?あ、ありがと……そ、その時はお願いするわ」



少年の言葉に生徒会長は顔を赤くしました。



さすが天然ジゴロ。



「はい!お任せください!」



「それで、何で鷺ノ宮さんとこんな夜中にココに居るの?」



「少女よ、私もいるのだが」



「実は、妖怪退治を頼まれたのでハヤテ様に手伝ってもらっているんです」



「え?白皇の?」



「はい。旧校舎です」



「なら、私もお手伝いするわ。ハヤテ君だけだと心配だし、それに私生徒会長だから」



「え?でも、危ないですよ!それにもう遅いですし」



「何?ハヤテ君ったら私がお化けごときに負けるとでも?」



「い、いえ!むしろ怖くて妖怪も寄ってこないと思います!」



「ハヤテ君?それはどういうこと?」



「あぁ!ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」



「まぁ、そう言う訳だから一緒に行くわ。鷺ノ宮さん」



こうして、妖怪退治パーティに生徒会長が加わりました。



目指すは妖怪の根城、白皇学院旧校舎。



まずは、ラストダンジョンに挑む勇者たち一行を紹介しましょう。



『リィン・レジオスター』

職業 神父

アレキサンマルコ教会神父。パーティにメイドさんがいると全ステータス2倍。



『綾崎ハヤテ』

職業 執事

借金はあるけどとっても元気☆人に頼られると攻撃力2倍、防御力0.5倍。



『桂ヒナギク』

職業 生徒会長

無敵の生徒会長。正宗装備で全ステータス1.5倍。



『鷺ノ宮伊澄』

職業 御祓師

鷺ノ宮家のお嬢様。何か強い。ある意味最強。



……何て強く、バランスの取れたパーティなのでしょうか?



正に最強。



負け知らずです。



「ところで、前に旧校舎に行った時にもお化け出てきたけど白皇って出やすいの?」



「えぇ、もともとこの辺は霊的磁場が強く、しかもあの時計塔が強力なパワースポットになっているのでそう言う類のものを集めやすいんです」



「へぇ~、そうなんだ」



「はい、ですから定期的にメンテナンスと更新をしないと障害の発生率が高くなりトラブルが発生するんです」



「な、なんかパソコンメーカーみたいね」



そう言いながら、暫く進んでおりますと旧校舎が見えてきました。



壁は汚れ、ドアはガタがきています。



近くの木々には藁人形が打ち付けられ、屋根には大量のカラス。



黒猫がニャーと鳴いています。



なんて妖怪の根城にふさわしい出で立ちでしょうか?



「それで、伊澄君。妖怪とはどんな奴なんだ?」



「はい、何と言うか……すごくタチの悪い怨霊の類です」



「ふむ、タチの悪い怨霊のたぐいか」



「神父さん、白状したほうが良いですよ」



「私は神の使いだ!タチの悪い怨霊ではない!」



何という事でしょうか。この少年、神の使いを愚弄しました。



罰当たりも良い所です。



そのうち天罰が下る事でしょう。



「まぁ、何にしろ用心するに越した事は無いわ」



「はい。では行きましょうか。ハヤテ様、生徒会長さん」



「伊澄君までも無視するのか・・・」



そうして、伊澄君達は旧校舎へと進入しました。



一歩、進む事に木で出来た床がギシッと音を立てます。



いつ抜けてもおかしくありません。



そして、4人の周りには幾つもの光が。



「うわ~夜なのに明るいわね~。転んだりする心配が無くていいわね」



早くも生徒会長は現実逃避を始めました。



「そうですね」



「伊澄君、生徒会長よ。アレは人魂だ」



「大丈夫です。人魂は科学的に解明されてますから。害は全くありません」



「そ、そうね。光の現象だから大丈夫よね……」



「えぇ、もちろんです」



生暖かい風が吹きました。



気のせいか、ヒソヒソと囁き声まで聞こえてきます。



「な、何か不気味だからサッサとその怨霊を倒してここ出るわよ。鷺ノ宮さん、今回は何?人体模型?」



「いえ、そう言うのでは無く、恐らく生き霊です」



「生霊?あのおじいさんが散歩する夢を見たとか言うアレ?」



「はい。この世に恨みや未練を持った人の魂が肉体を離れてウロウロしている、ちょうどあんな感じの―――」



伊澄君がそう言って指差した先には足の無い白皇学院世界史教師にしてラスボス、桂雪路(ユキジン)がいました。



ぼーっと、漂っています。



「お、お姉ちゃん!?」



「か、桂先生が怨霊ですか!?やっぱり未練はお酒か何かですか?」



「それは本人に聞いてみないと何とも言えないな……」



「は~」



先生は盛大にため息をつきました。



いつに無く真剣そうな顔をしています。



まさか、お酒・お金以外の悩みなのでしょうか?



「……最近懐が寂しいわぁ~」



「直球ドストライクですか。ホント期待を裏切りませんね」



「これじゃあドンペリも買えやしない」



ちなみにドンペリは1万円でも買えません。あの高くて偉いと言われるピンドンは50万円します。



「ドンペリどころか安いカップ酒、ううん!今の所持金じゃあもやしだって買えないじゃない」



もやし。一袋60円ぐらいです。多分。



「そ、そんなに?」



「手の中にあるお金はたったの12円。もやしもお腹いっぱい食べられない私。なんてかわいそうなの」



自業自得です。



「ヒナに貸してもらうにしても、たぶん貸してもらえないだろうし、どうするかな~」



「そんな、ご飯くらい家に来ればいくらでも……!」



生徒会長さんは既に目に涙を浮かべています。



「はぁ~まだ給料日まで十日もあるしなぁ。綾崎君を出しにマージャンでスッたのがいけなかったかな~」



ピキッ!!



空気にヒビが入りました。



「こうなったらヒナの小さい頃の写真でも売れしかないか~」



ピキピキッ!!



「あ、綾崎君に協力してもらって女装写真でも撮って売れば良いじゃん!私天才!!」



ピキピキピキッ!!



「あ、鷺ノ宮さんとかナギちゃんとかお金持ちいっぱい居るんだから1人10000円ぐらい恵んでもらえば……うぉ!!私億万長者!!」



「お姉ちゃん?」



「あ、あれ?ヒナ?」



「桂先生?」



「あ、綾崎君?」



先生の顔は真っ青です。



生霊なのに。



「今何て言った?」



「い、いやー。真面目に仕事しようかなぁ……って」



「嘘ですよね!桂先生!」



「ひぃ!!ご、ごめ!!」



「問答無用!正宗!」



「ハヤテのごとく!!」



「八葉六式・撃破滅却」



「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ラスボス、ユキジンの断末魔が練馬中に響き渡りました。



そう、勇者たちの活躍によりユキジンは闇へと葬り去られたのです。



白皇学院には、明日も明後日も、未来永劫、平和な日々が訪れることでしょう。



いえ、そうなるのです。



人々が平和を愛する心を失わない限り、永遠に……










作:リィン・レジオスター










「―――と、言うのを書いたんだが誕生日プレゼントにあげよう。伊澄君」



「あ、ありがとうございます」



「毎日夜寝る前に読んでくれたら嬉しい」



「それは遠慮しときます」





                                       ~fin~




・あとがき



えぇ、何とも言えないオチがつきましたが全てはそう言う事です。



地の文で神父を庇っているのもそう言う事です。



コメディなんであんま言うこと無いですね。



次は愛歌さん誕生日かな?書くかは微妙ですが。



あ、でもその前にひなたのゆめ様で連載している方を書かなければ。ためようと思って放置すること早一ヶ月。まだ二話文しかたまっていません。



さてさて、それではー☆



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Author:彗星
ハヤテのごとく!のルカが最近可愛すぎて辛い管理人。
テイルズとハヤテのごとくが大好きです。それ関連の話を振りかけると飛びつきます。

このブログはハヤテのごとく!の水蓮寺ルカを応援するとともにSS・DWI等を公開していくブログです。

プレビューは畑先生のまんが家バックステージvol.316よりお借りしました。

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