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promise ring ⑧

promise ring8話目です。



バトルですね。




 







ガシッ―――!



「何……?」



男は驚いたような声をあげた。



呻りをあげて僕に迫ってきた足は僕の手に掴まれている。



「何度言ったら分かるんですか……?天王洲さんは、アーたんは―――そんな事で喜ぶ人じゃない」



そう言って、僕は男の足を掴んだ足を降ろした。



アーたんは、人の不幸を喜ぶ人じゃない。



アーたんは、宝石を貰って喜ぶ人じゃない。



アーたんは……



僕が名前を呼ぶだけで嬉しそうな、太陽より眩しい笑顔を浮かべていた女の子なんだ……!



「お前こそ、アテネの何が分かってるんだよ!」



男が叫んだ。



確かに分かってない。けれど、これだけは―――分かる。



会って話がしたい。



何よりも彼女に会いたい。



彼女と居たい。



彼女と、笑いあっていたい。



彼女と―――



「アテネは……いつも同じ夢を見る度に悲しそうな顔をしてるんだよ!何かを失ったような、悲しい顔を!俺はアテネに喜んで欲しくて、笑顔になって欲しいだけだよ!」



ドクン―――



心臓の音が一際大きく体に響いた。



アーたんの夢……



もし、アーたんが僕の事を忘れていたら。



その事を考えていなかった訳じゃない。



けれど、その夢が僕の夢だったら。



それで悲しそうにしているんだったら。



「だから!アテネを泣かせる奴は、奴は……!」



男は僕との間合いを一気に詰めると、回し蹴りを繰り出した。



男の足が腹に食い込む感触と共に、胃の内容物がせり上がってくる。



「許さないんだーーーっ!!」



もう一発、男は回し蹴りを放った。



僕はそれを受け止めると、静かに口を開く。



「……確かに、僕は今のアーたんの事は何も分からない。けど、これだけは分かってる。僕はアーたんの友達で、僕は謝ってから一緒に居たいって事を!」



「お前がアテネを泣かしてるんだろ!」



「そうかもしれない!だからこそ、謝るんだ!謝って、悲しみを楽しさに変えたいんだ!」



「嘘だっ!!アテネを守るのは!アテネの側にいるのは!俺だ―――!」



男は僕の手を振り払うと、僕の体を壁に叩きつけた。



ドンッと言う鈍い音が校舎に響き渡った。



「か……はっ!」



喉に血がせり上がってくる。





ガチャ―――





理事室のドアノブが音を立てた。



ゆっくり、扉が開く。



「あ……」



金髪のロール髪が姿を見せた。



「マキナ。うるさいわよ、静かにしな、さ、い……」



僕を見て、驚いた顔を見せた彼女は。



天王洲アテネ―――



その人だった。
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[ 2009/11/28 22:17 ] SS ハヤテのごとくSS | TB(0) | CM(0)
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