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タイムスリップ ③


タイムスリップ3話目です。

続きからどうぞ。






「で?牧村さん、何してたんですか?」



マリアさんが手が滑りました♪とか言いながらスクリーンを破壊した後。



マリアさんは正座させた牧村さんの前で仁王立ちしていた。



物凄いプレッシャー。圧力。



多分今なら美味しいお米が炊けることだろう。



「え……と、マリアちゃんの成長記録全話視聴……」



「何アニメ25話全話視聴的なノリで人の盗撮動画を見てるんですか!犯罪ですよ!」



「でも需要はあるよ!?」



「何が需要ですか!需要があるなら犯罪を犯しても良いんですか!?」



「お客様のニーズにお応えする事が第一です」



「どこの会社の宣伝部長ですか!」



「って言うか、マリアちゃん今日は三千院の用事があるから早く帰るんじゃなかったの?」



「あっ……!」



牧村さんの言葉にマリアさんは口をおさえた。



そして時計を確認する。



「そ、そうでした。じゃあ、今日はこれであがらせて貰います」



「はーい」



「それと、ココの掃除とお客様の相手をしてくださいね!牧村さん!じゃ、ゆっくりして行って下さい。お二人とも」



そう言って、マリアさんは急いで生徒会室を出て行った。



「で、あなた達誰?」



「え?綾崎は……」



……アレ?



まてよ?今僕達は過去にいる訳で、名前を言ったらマズいんじゃないか?



そう。それこそタイムパトロールにお世話になる感じの。



それは……



マズい!



「綾崎は?」



「綾崎ハーマイオニーです☆」



「女の子みたいな名前ね。……アナタは?」



「えと……その……に、西沢歩です!」



グッジョブヒナギクさん!



「ふ~ん。そっか」



よし、緊急回避成功。



いや、あまり回避できてる気はしないけど大丈夫!なはず。



「で、何しにきたの?白皇なんかに」



いや、アナタのせいですけど。



「……せ、生徒会長が可愛いと聞いたので」



ガスッ!ドカ!ベキッ



「ハヤ……ハーマイオニーさん。それ、軽く犯罪なんだけど」



「す、すみません……ヒナ、いや、西沢さん」



ヒナギクさんはご立腹だった。



「ま、良いけど。……そう言えば牧村さんは何で、マリアさんの動画を撮ってるんですか?」


「……それは、ニーズがあるから」




牧村さんは掃除用具入れから箒とちりとりを取り出しながら応えた。



「本当にそれだけですか?」



「うん」



牧村さんは頷いた。



けれど、それだけな筈がない。



友達の動画、好き好んで流すわけ……はあるかもしれないけど、理由がない訳ない。



「じゃあ、友達の動画を売りたくて撮ったりなんかしてるんですか?」



「そんな訳ないよ!」



即答だ。



「じゃあ、どうして撮ったりしてるんですか?」



「……思い出、かな」



「思い出?」



「うん。でも、形に残さない思い出はいつか忘れちゃう。だから、私は動画にして残してるの。動画にしておけばいつでも見れるし、科学はウソつかないから」



「………………」



「それに、こんな事出来るのは後ちょっとしかないから」



そう言って、牧村さんは生徒会室にかけてあるカレンダーを見た。



10月。



「卒業したら離れ離れになっちゃうから。マリアちゃんは大学に行かないし」



そう言った牧村さんの横顔は、悲しそうな顔をしていた。



チーン。



エレベーターのドアが開いた。



「マリアちゃん!?三千院に帰ったんじゃ……」



エレベーターから降りてきたのはマリアさんだった。



「牧村さん!誕生日おめでとうございます!」



そして、差し出される小さな袋。



「……え?」



「え?じゃないです。誕生日プレゼントですよ」



「あ、ありがとう……」



「さっ、開けて下さい」



牧村さんはマリアさんに言われるまま袋を開けた。



ふわっ、と甘い香りが薫る。



「……クッキー?」



「はい。一生懸命焼いたクッキーですから、味わって食べて下さいね」



牧村さんはクッキーを口に入れた。



「……形に残らないモノも、悪くないね……」



そして、そう呟いた。



「ヒナギクさん、行きましょう」



「そうね……」





生徒会室を出ると、辺りは赤く染まっていた。



「牧村さん、今よりアレな感じじゃありませんでしたね」



「そうね。マリアさんも、あぁ見ればまだ13歳って頷けるし」



ヒナギクさんの言葉で思わず笑みがもれる。



「所で、どうやって元の時代に変えれば良いか分かる?ハヤテ君」



笑みが凍りついた。



「分かりません……」



「どうすんのよ!帰れなかったら私たちの時代の牧村さんの誕生日祝えないわよ!?」



「し、知りませんよ!どうしましょうヒナギクさん!」



「ど、どうしようって―――」



「あ、いたいた。おーい、ハーマイオニーさん、西沢さん!」



牧村さんの声が聞こえた。



声の聞こえた方向を見ると、牧村さんが手を振っている。



「ちょっと部室に来てー!」





牧村さんに言われた通り、動画研究部の部室に行くと、タイムマシンが鎮座していた。



「これ、あなた達のでしょ?」



「は、はい!」



「やっぱり?にしても、すごい技術。時を移動できるなんて。何年後から来たの?100年後?50年後?」



「……4年後です」



「へぇ~、もうすぐそこだね。で、もう帰るの?」



「はい。私達にも祝わなきゃならない人がいるので」



「そっか。……じゃあね」



「……はい!」



そう言って、僕はボタンを押した。



目の前がグニャリと曲がる。



「さようなら、牧村さん」



そう言うと同時に、目の前が真っ暗になった。










「お帰りなさ~い」



「……あ、牧村さん」



「成功?えへへ~すごいでしょ♪」



「すごいでしょ、って……」



バタン



動画研究部の部室のドアが開いた。



「あ、牧村さん。こんな所に居たんですか」



マリアさんが入ってくる。



「誕生日おめでとうございます」



牧村さんにそう告げると、マリアさんは小さな袋を差し出した。



「プレゼント?なになに?」



「クッキーです♪」



牧村さんが袋を開けると、甘い香りが立ちこめた。



「わー、ありがとーマリアちゃん」



牧村さんは笑顔だ。



「ねぇ、ハヤテ君」



ヒナギクさんが僕に話しかけてきた。



「何ですか?」



「あれ、爆発しそうじゃない?」



ヒナギクさんが指さした先には、真っ赤に膨れ上がったタイムマシン。



―――あぁ、やっぱり爆発オチだった……









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[ 2009/10/20 11:44 ] SS ハヤテのごとくSS | TB(0) | CM(0)
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