世界樹の名の下に

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花菱美希、誕生日おめでとうございます。

どうも、彗星です。



今日は美希の誕生日です。



おめでとー



いや、めでたいです。



全くおめでたい。



そして、続きからは美希誕生日SSです。



間に合いました。



奇跡です。ギリギリでした。



まぁ、間に合って当たり前なんですけどね。



題名は【時計塔を見上げて】



えっと、まぁ、美希がヒナへの気持ちに向き合う感じですかね。



最初はコメディです。



それでは、続きからどうぞ☆



今週号の感想は・・・・・・



また明日!



それではー☆











それは、叶わぬ想い。



私の想いをあなたは受け入れてくれない。



届かない。



そう、分かっている。



分かっているから、私は―――



あなたを、見上げているだけなんだ。





【時計塔を見上げて】





「花菱さん、こんな所に居たんですか」



部室のドアが開いた。



続いて、ハヤ太君の声。



「ハヤ太君か。どうしたんだ?」



「いえ、ヒナギクさんが呼んでいるので」



「ヒナが?」



「はい。何でも、早く来て欲しいとの事です」



そうか……



泉も理沙も帰ってしまったのか居ないし、行ってみるか。



「ヒナは生徒会か?ハヤ太君」



「えぇ」



そう言って、私は椅子から立ち上がった。



「はい。ところで、先ほどまで何をして居たんですか?」



「あぁ、ハヤ太君の女装動画を見ていたんだよ」



「あ、花菱さん。ちょっと用が出来たので先に行ってて下さい」



「待て、どこに行くつもりだ。ハヤ太君」



私はハヤ太君の肩をガシッと掴んだ。



私のカンが危険信号を発していた。



今、ハヤ太君を離したら―――



確実に殺られる!(動画が)



「離してください!花菱さん!」



「いや!ハヤ太君、絶対私が見てた動画を壊しに行くつもりだろ!」



「大丈夫です!部室ごと跡形も無く消しますから!」



「それは余計にダメだ!って言うか、二回目はまずいって!」



危ない。部室まで吹っ飛んでしまう。



早く何とかしないと。



「ハヤ太君。今私たちは生徒会室に向かうというクエストを遂行中だ!」



「……!!でも、障害物は消さないと!」



もう一押し!



「スタート地点が障害物なのか!?ハヤ太君!それに私たちが今最優先にすべきなのは遂行中のクエストじゃないか!?」



ハヤ太君の体の力が抜けた。



「そうでしたね……ヒナギクさんが早く来いって言ってたんでした」



「あぁ、クエストは一度に二個も受注できないからな!」



よし、どうにかハヤ太君を落ち着かせることに成功―――



「なので……後で跡形もなく消して見せます」



しなかった……



「そ、そうか……」



「えぇ」





私たちは時計塔につくと、エレベーターに乗り込んだ。



迷わず、最上階のボタンを押す。



「なぁ、ハヤ太君」



私は、しばらく黙って居たハヤ太君に声をかけた。



「なんですか?」



「愛って……なんだ?」



「ためらわない事です」



即答だった。



「じゃあさ、恋って……なんだ?」



「え?」



そこまで聞いたとき、エレベーターのドアが開いた。



エレベーターの中とは比べ物にならないほどの光が目に差し込む。




「「誕生日、おめでとーーー!」」
生徒会室に、複数の声が響き渡った。



続いて、クラッカーの音。



「…………へ?」



「へ?じゃないでしょ。今日は美希の誕生日じゃない」



私の真正面には『美希、誕生日おめでとう』と書かれた垂れ幕が垂れている。



9月9日。



私の、誕生日。



「お、おぉ……ありがとう」



「さっ!美希ちゃん、座って座って!」




「なんだ、泉と理沙はここに居たのか」



「秘密にしててごめんね~☆」



「しかし……私の為にパーティを開いてくれるとはな」



「当たり前じゃない。大事な友達なんだから」



「…………そうだな」



「まぁ、何にしろこれで貴女も老いへの階段をまた一歩上がったのね」



「相変わらず嫌なことを言いますね。愛歌さん」



「今日は無礼講だから良いでは無いか!」



「お前が言うのか?」



私は改めて生徒会室を見渡した。



手の込んだ装飾が部屋中に飾られている。



「随分手が込んでるようだな」



「全くだ。俺がどれだけこき使われたと思ってんだよ」



「ヒナギクさんがパーティ何だからこれくらいしなければと……」



「だから友達だから……!」



「まぁ、どうせヒナの事だから私が主催のヒナのパーティに負けないように……とか思ってるんじゃないか?」



「そ、そんなこと無いわよ!」



「どうだか」



口では否定しているが多分、そんな所だろう。



ヒナとは、長い付き合いだからこれくらいは……いや、長くなくても分かるか。



「さてさて、余興も過ぎた所で!」



「メインイベント!プレゼント贈呈タイムです!」



泉と理沙がマイクを片手に声を張り上げる。



その声が合図だったのか、生徒会室にいる皆も各々包みを取り出した。



「はい、美希。毎回同じで悪いけど、クッキー」



ヒナはそう言ってクッキーが入った包みを差し出した。



「……………」



「美希……?」



「いや、ありがとう。ヒナ」



「あ、かぶっちゃいました……」



「え?」



ハヤ太君の方を見るとハヤ太君は頭を掻いている。



そして、手元にはヒナのと似たような包み。



「ハヤテ君もクッキー?」



「えぇ……何か買うにしても花菱さんみたいなお金持ちならもっと良いものを持ってるかなと思ったんで……」



「全く、ハヤ太君はだめだなぁ」



「すみません……やっぱりダメでしたか?」



「いや、気持ちで十分だよ」



「あ、ありがとうございます!」



「う~ん、でも……」



私は言葉を切った。



「でも?」



「やっぱ、後で動画を撮るのに協力してくれ」



「えぇ!?」



「まぁまぁ、被らせてしまったハヤ太君が悪いんだ」



「諦めなよ☆」



「うぅ……」



「ハヤ太君はフラフラと歩いて生徒会の隅っこに座った。



そのまま、指をもじもじとさせ始める。



……と言うか、そんなに嫌だったのか?



「まぁ、良いじゃない。私からはコレ。役に立つわ」



そう言って、愛歌さんはビックリするほどの笑顔で一冊の本を差し出した。



表紙には、『また一歩、老いの階段を登った君たちへ~今出来ること~』と、書かれている。



「あの……コレは?」



「あぁ、題名通りよ」



「愛化さん、また嫌なものをあげますね。あ、私からはぬいぐるみだ」



「あぁ、ありがとう。しかし、クールなキャラの千桜君がぬいぐるみをくれるとはな」



「い、良いじゃないか!割と癒されるぞ!」



「まぁ、確かにカワイイしな」



「私からは動画研究部ベストコレクションだ」



「私はS○NYの新しいビデオカメラだよ☆」



「おぉ!2人ともありがとう!……しかし、理沙。ベストコレクションと言う事は、もちろんヒナのあの動画や、ハヤ太君のあの動画も入ってるわけだな!」



「もちろんだとも!泉のあんな動画も入ってる!」



「「「ちょっと、待った!!」」」



泉、ヒナ、ハヤ太君の3人が叫んだ。



「何だ、ヒナ」



「あの動画って?」



「そうですよ、何ですか?あの動画って!」



「よし、じゃあここで再生するか!」



「人の話を聞きなさい!」



私は再生装置のスイッチを入れた。



そして、フロッピーを入れる。



「せは、スタート!」



ディスプレイに徐々に映像が浮かび上がってくる。



ベンチに座り、ジャージ姿。



手には、一冊の本。



そして、どこか切なげな―――



「猫をかってる女性は寂しがりやか……」



薫先生。



「切ない動画№1!或る日の薫先生!」



「確かに切ないけど……」



「切なすぎで笑顔になりそうね」



「それは愛歌さんだけじゃないですか?」



次の動画に切り替わった。



場所は、生徒会のテラスだろう。



そして、喋っているのはハヤ太君とヒナ。



「でも……今居る場所はそんなに悪くないでしょ?」



「正宗!」



「ヒナギクさん!ここは任せました!」



「分かったわ!ハヤテ君はどうするの?」



「諸悪の根源を……絶ちます!」



「ハヤテ!今のは何だ!」



「理沙、まずい!部室が!」



「全力で止めるんだ!」










「はぁ~食べたな~」



部室が破壊された後、ナギちゃんが用意した帝国○テルのシェフの料理を今まで食べていた。



「そうね~」



今、生徒会室には私と、ヒナしか居ない。



泉と理沙は部室の建て直し、他のメンバーはとっくに帰っていた。



「なぁ、ヒナ」



「何?」



「ヒナは、好きな人は居るのか?」



「ふぇ?」



私の言葉と共にヒナの顔が赤くなる。



バレバレ、だ。



「い、居ないわよ……」



「ハヤ太君の事がすきなのか?」



「な、ななななな何でそうなるのよ!」



「バレバレだぞ、ヒナ」



「嘘!?」



「やっぱハヤ太君なのか」



「ち、違うわよ!」



「だから、バレバレだぞ、ヒナ」



「……もぉ。って事はハヤテ君ももしかして、気づいてる……?」



「あ、ソレは無い」



断言できる。



「何よ、ソレ」



「ハヤ太君は鈍感だからな」



愛は、ためらわない事。



じゃあ、私の気持ちは何なのだろうか?



「ヒナ。恋ってなんだ?」



「何よ。突然」



「いいから」



「そうね……」



ヒナも考え込んだ。



やっぱり、そうなのかも知れない。



「ヒナ。恋って、分からないから恋なのかもな」



「……そうね。そうかもね」



「じゃ、私はもう帰るよ」



「そう?私はココの片付けしたら帰るわ」



「夜道は危ないぞ?帰るときはハヤ太君でも呼び出せばどうだ?」



「……もう!でも、それも良いかもね」



ヒナは、笑顔で言った。



一番、見たい笑顔。



けれども、その笑顔を見て分かることがある。



ヒナには、私の想いは届かない。



けれど。



「あぁ、じゃあな」



私は、エレベーターのボタンを押した。



まだ、エレベーターはココまで来ない。



「なぁ、ヒナ」



「何?」



エレベータのドアが開いた。



「私は、ヒナの事が好きだよ」



「え?」



エレベータに乗り込む。



そのまま、ドアを閉めた。



私は振り返らなかった。



ヒナがどんな顔をしているのかは分からない。



エレベータは静かに地上へと向かっていった。



ドアが開く。



「私は、ヒナの事が好きなんだ」



泉や理沙への”好き”とは違う”好き”。



私はエレベーターの外に出た。



私は、ヒナが笑っていれば良い。



笑顔を、見れれば良い。



私は、時計塔を見上げる。



きれいな満月が、時計塔と重なっていた。





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[ 2009/09/09 21:47 ] SS ハヤテのごとくSS | TB(0) | CM(0)
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彗星

Author:彗星
ハヤテのごとく!のルカが最近可愛すぎて辛い管理人。
テイルズとハヤテのごとくが大好きです。それ関連の話を振りかけると飛びつきます。

このブログはハヤテのごとく!の水蓮寺ルカを応援するとともにSS・DWI等を公開していくブログです。

プレビューは畑先生のまんが家バックステージvol.316よりお借りしました。

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